人気ブログランキング |

タグ:EOS 40D ( 43 ) タグの人気記事

樹がある街

e0110461_15483752.jpg

僕の子供達が通う私立の学校は、授業態度が厳しく進度も速いことで有名だ。
「先生が厳しくて怖い」。僕の次女や友人の次男が、最初は先生のことを怖がった。
いい学校だ(笑)。先生は、畏怖と尊敬の対象であるべきだ。

数年前、長女を幼稚園部に通わせようとした際に、授業の様子を見せてもらった。
今でも、幼稚園年長組の教室のドアを初めて開いた時の驚きを鮮明に覚えている。
子供達が、姿勢正しく静かに先生の話に聞き入っていた。
「しつけ」という言葉が生きている、そう思った。
もちろん、放課後や休み時間は子供達は思う存分に走り回っているw。

それだけでなく、自然保護や健康維持、スポーツ、麻薬対策の教育などにも力を入れる。
僕の長女は炭酸飲料やフライドポテトを食べたがらない。
「学校で炭酸飲料やファーストフードが良くないと学んだから」だという。
また、水や自然の大切さを学ぶために副読本を買って感想文を提出、自然保護についてインターネットで調べ物をしてノートに書き出す。長女は9歳だ。
さらには、警察署から専門家を呼んで麻薬の怖さや犯罪と闘う勇気を学ぶ。
数ヶ月に渡る警察官の出張講座が終了した後には、警察署の署長さんが学校を訪問して終了証を学生に手渡す。
僕の長女も、妻と一緒に終了式に参加した(僕は仕事で行けなかった)。
(信じられないかも知れないが、ブラジルでは小学生が麻薬に手を出すことがある、日本もいつそうなるか)。

僕達が住む場所は、南米のゴールデントライアングルに近い。毎日のように麻薬密売や殺人の記事が出る。
ブラジルの中でも非常に混沌とした街の一つだが、それでもこの街の中に佇む大きな樹のように、正しい心の上にしっかりと根を張って生きることはできる。

自然の写真を撮り出して僕達が住む街に新たな視線を得ることが出来た。

「樹がある街」

地の果てだが、根っこを張って生きていくには悪くないと思う。
by Pombo_Brasil | 2009-07-26 15:51 | 風景・ブラジル

キーワードは30 続編 Part2 「牛のいる風景」

e0110461_1154288.jpg

夕陽を撮るポイントを探してクルマを飛ばしていた時のことだ。赤い牛がいる光景が視界の横に入った。
「絵になる」、一瞬でそう思った。
道路は片側一車線、クルマを500メートルほど先のクルマ溜りに止めてカメラを担いで急いで戻った。
牛が動いたら構成が崩れる。
道路と牧場を隔てる大きな長いくぼみ(雨季には川になる)と生い茂った雑草が目に入る。それを超えなければ牧場の金網には近づけない。
途中には小さな蟻塚がいくつもあった。蟻塚をふまないようにくぼみと雑草の茂みを越えた。

牧童がいないのを確認した上でカメラを金網越しに構える。人がいれば手を上げて挨拶して撮るのは基本。
カメラは遠目にはライフルに見える場合もあるため、間違えられれば危険。どの牧場にも自衛用のライフルぐらいは置いてある。
ここは日本じゃない。自分の身は自分で守るのが基本。襲われても警察は基本的にあてにならない。

ぶれを防ぐために体とカメラを柵と金網によりかける。金網の突起が体に刺さる。
さあ、夕陽を探して先を急ごう。
by Pombo_Brasil | 2009-07-26 01:29 | 風景・ブラジル

キーワードは30 続編 Part1 「大地の夕陽」

e0110461_1355516.jpg

写真ブログ界の「ジャイアン」、もとい(汗)「下町の怪人」が名づけた「キーワードは30」
先日、僕は労体(老体?)に鞭打って「ブラジルの夕陽がみたい」と言う彼のリクエストに答えるために、クルマを30分走らせた。
そして、下町の怪人はチャリンコを30分走らせて、とても素晴らしい東京の夕陽を見せてくれた。

僕が撮った写真はご承知の通り、しかーし!Photo.netではあの2枚でも最高点(7点)を誰からももらえなかった。
(いいんだもん、なれあいのポイントなんて欲しくないしー。←オイオイ実力だろ)

でも、でも

くやしいーーーーーーーo(*≧д≦)o″))

ま、評価はともかく、ネイチャーの面白さにすっかりはまってしまった(笑)。
ネイチャーって面白いじゃん!(え?おねーちゃんだともっと面白い?うちのママィに冗談は通じません・汗)

で、今回は自発的に「キーワードは30プラス」のプチドライブ・・・ガソリン代かかるなぁ。
前回は夕焼けは撮れたが、夕陽は撮れなかったしね。日本行ったら下町の怪人にラーメンおごってもらわないと・・・
地平線に沈む夕陽じゃないけど、いいかなー。

「キーワードは30続編Part2」は正攻法の牛風景写真が登場予定です。

PS:これも現像はACDSeePro3_Beta版、宣伝費請求できるか?
by Pombo_Brasil | 2009-07-24 23:23 | 風景・ブラジル

Pain

e0110461_14353299.jpg

痛みに耐える、サッカーを撮る過程で避けられないシーンだ。

「ドクターを呼んでくれ・・・」。
撮影中、目の前で苦痛に顔をゆがませる選手に頼まれ、あらん限りの声でドクターを呼んだこともある。

この写真はノートリミング、脚を攣って苦しむ選手の姿に焦点を絞った。サッカーではよくある写真の一つだ。
その代わり、画面を傾けて余分な情報を排除した。
チームドクターなど、選手と第三者を絡める写真を撮る場合、選択肢は二つある。
選手の姿に的を絞るか、ドクターやフィジカルトレーナーなどの姿を入れてより情報の多い説明的な写真にするか。
状況を説明する写真なら、わざわざ画面を傾ける必要はない、ただし、この場合は選手に的を絞った。
苦痛を見せる選手の顔と「脚が攣って苦しんでいる」状況が分かればいい。
画面を傾けることで、左端のフィジカルトレーナーの足などをできる限り切り取り、余分な情報を排除した。
画面が傾いてはいるが、選手の姿がちょうど画面内で逆三角形をつくり、画面に安定感を与えている。
また、選手の顔の上の空間が広がっていることで、表情周りに窮屈な感じも受けないと思う。

どうでしょう、画面を傾ける意義、理由、お分かりいただけましたでしょうか?
もちろん、写真の撮り方や感じ方は人それぞれ。
鑑賞による評価も人それぞれです。

ACDSee Pro3_Beta版で現像。
by Pombo_Brasil | 2009-07-24 14:37 | サッカー・プロ

葉きり蟻

e0110461_21515519.jpg

ブラジルの「葉切り蟻」。体長一センチ弱。
ブラジルの郊外を歩く時には気をつけないといけないことがある。蟻の巣を踏まないことだ。
へたに蟻の巣を踏んだまま撮影していると、恐ろしいことになる。
想像してほしい、何百匹もの蟻があなたの足に群がって噛みついている様子を。
痛みは想像を超え、あまりの痛みとかゆみに気が狂いそうになる(笑)。

アルコールと「ムヒ」、虫除けスプレーは常備品。

P:撮影とレタッチ、接写は素人だから許して(笑)。
この写真は新藤先生の月例展でも見られますが、葉の色を強調しようとしてレタッチやりすぎたー。

ま、いっか。
by Pombo_Brasil | 2009-07-20 22:01 | 新藤先生・月例展

サンセット ブギウギ

e0110461_16214850.jpg

下町の怪人B氏から度重なる要請が届いた。

「ブラジルの夕陽見たーい、地平線に沈むところー!ひろーいやつー」。
「夕陽のおさしんまだー!!」
「カメラ何台もあるのに夕陽まだー!!!」

根負けした(爆)。
仕事と子育てに疲れきったぼろ雑巾のような体にむちうって、ボボちゃんはハンドルを握った。
西へ走ること30キロ、やっと地平線が見える場所に出た。
うーん、ベタな夕陽だけど、まあいっかー。そのうち「すげー!」っての撮るからさー。
by Pombo_Brasil | 2009-07-15 16:22 | 風景・ブラジル

光と闇

e0110461_17133270.jpg

この世に光と影があるように、森羅万象には表裏がある。生と死、豊穣と飢え、暖と冷、やさしさと厳しさ。神聖なる自然界のタブーを破った時、自然は人間に対して牙を向くことも。一人で広大なる大地と向き合う時間、暮れ行く陽のほのかな暖かさに包まれながら「畏敬」という言葉を思い出した。
by Pombo_Brasil | 2009-07-14 17:13 | 風景・ブラジル

神々の時間

e0110461_12442831.jpg

by Pombo_Brasil | 2009-07-13 12:44 | 風景・ブラジル

現像手法研究(アメリカンドキュメンタリー)

e0110461_16245110.jpg

先日、GettyimagesのHPで、なかなかすごいドキュメンタリーを発見。
http://www.reportage-bygettyimages.com/#p=features/Sugar_Millionaires
その他の特集はこちら
http://www.reportage-bygettyimages.com/#p=features/

キューバの写真に影響を受けたので、昨年から取り組んでいた写真の手法に現像手法を更に加えてみました。
マイナス補正に日中シンクロのよくある手法です。
画面構成では、右下のバットでベースボールの写真だという記号を加えています。
それと、画面に奥行き間を作って画面に動き、あとはストーリーを生み出すチャンス待ちです。
また、更新します。
by Pombo_Brasil | 2009-07-06 16:25 | その他

栄光からの転落

e0110461_752882.jpg

ブラジルには五百以上のプロサッカーチームがある。
僕が住む地方州だけでも、セリエA・B(1部・2部)あわせて40近くのプロチームがひしめき合う。
プロサッカー選手の数だけでも数万人と言われるブラジル、その競争の激しさは言わずとも分かる。
e0110461_853625.jpg

サンパウロ州のコリンチャンスにも似た黒白のユニフォームに身をまとった選手達。
ブラジルサッカーで最も歴史があるチームの一つ。
現在でこそ弱小チームだが、数十年前はサンパウロやリオデジャネイロの強豪達とわたりあってきたという。
資金のない中でチームへの強い想いを抱いて闘うその姿は、僕の撮影欲をかきたててきた。
e0110461_872246.jpg

しかし、ここ数年は目立ったスポンサーも付かず、戦力はじり貧。今年は手の施しようがないチーム状態だった。
e0110461_8113674.jpg

この日、チームの州リーグ2部落ちが決まった。
今日勝てば、最後の望みがつなげるはずだった・・・・。
前半で2点先取、しかし後半にチームはじり貧となり、追いつかれ、逆転された。
e0110461_875835.jpg

e0110461_882684.jpg

e0110461_885558.jpg

e0110461_892817.jpg

最後の笛がなり、選手たちは倒れこむ。
エースナンバーを付けた選手が倒れこんだまま起き上がらない。
サッカー選手としては年齢的にも終盤だろう。
この数年間、僕がサッカーを撮り始めた頃から同じチームで闘い続けてきた。
選手の移籍やレンタルが激しいブラジルの地方リーグでは、珍しいケースだと思う。
ボールボーイが心配そうに近寄り、放心した状態からゆっくりと起き上がる。
e0110461_8172560.jpg

彼の人生は、サッカーそして彼が愛するチームと共にあったのだろう。
e0110461_816526.jpg

今年、彼のチームのシーズンはもう終わってしまった。
ブラジルの地方リーグの契約は厳しい、チームが負ければ即全員解雇が待っている。
チームの選手たちは、他のチームからの引き抜きでもない限り、来年のシーズンまで仕事を探し家族を支えて生きていかなくてはいけない。

サッカーは続く、そして彼らの人生も。
僕は、サッカーと彼らの「フィールド上の人生」を写し続けるつもりだ。
e0110461_812664.jpg


追記:今回の写真は腕がなまっていることもあり、自分の満足度はかなり低いです。
ただ、どうしても2部落ちする彼らの写真を上げておきたかった。
ま、しばらくは緩い写真が続きますが、どうぞよろしくー。
それと、40Dもいいカメラですが、1D系と比べるとねぇ・・・キヤノンさん、APS-Cのセミプロ機だしてくれ。
そうじゃないとニコンに逝っちゃうぞ(爆
by Pombo_Brasil | 2009-04-25 08:16 | サッカー・プロ