人生の中で、3度、震えが止まらなかったことがある。
1度目は、妻と結婚して共に生活を始めた最初の日。
他人を家族として受け入れること、共に人生を歩むこと、その事自体に震えた。
2度目は、生まれたばかりの長女を我が手に抱いた日だ。
右も左も、言葉さえもろくにわからぬ異国の地で、新たな命を背負う重責につぶれそうになった。
3度目は、手に入れたばかりの我が家の庭で、長男を抱いた妻を見た時だ。
走馬灯のように人生が頭の中を駆け巡り、今、与えられた時間にただ震えた。
最近になって、やっと人生に感謝できるようになった。
遅咲きの人生も悪くないものだ。
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