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福島原発事故とおじいちゃんのチョコパイ

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写真は誕生日パーティー撮影の仕事場から。ケーキの一番上に置く飾りです(2歳の誕生日)。
この日のケーキは3段重ねでした。
ブラジルの子供の誕生日パーティーはとにかく派手で盛大、百人ぐらい集まるのもよくあります。
数十万円ぐらい平気で使いますが、もちろん、そんなパーティーをやってもらえる子供はほんの数パーセント。
会場入口には来場者からのプレゼントがそれこそ山のように積まれ、会場にはとんでもない量のお菓子が。
会場内にはエアホッケー、ゲーム機、エアマット系の遊具、トランポリン、あらゆる遊具が揃っています。
女の子のゲスト向けには、スタイリストさんがお化粧や着替えの用意も!

ゲストが帰る際には、ホスト側から持ちきれないほどのおみやげ。
私も、撮影後の帰宅時には、たくさんのお菓子を我が家の子供たちに頂きました。

で、話は飛んで「おじいちゃんのチョコパイ」の話。
我が家の3人の子供たちには愛媛のおじいちゃんから数ヶ月に一回、チョコパイが届きます。
チョコパイと一緒に入ってくる、お菓子や日本の食材が我が家の楽しみ。
ところが、最近になって「もう届かない可能性があるよ」との知人の話。
理由は、福島原発事故。
ブラジルは原発事故に絡んで世界で一番厳しい輸入規制を日本に対して課しています。
知人の話では、空港でも食品持込みを厳しく取り締まっているのだとか。見つかればすべて没収。
日本からの食品送付に関しては、東京を含む12都道府県は放射能検査をうけた許可証が必要。
加えて、それ以外の県でも、申告書類の用意の遅れから、個人で送った食品がブラジル側で受け取れない状況だとか。
どこまでが本当かまだ確認中ですが、状況はかなり深刻です。

「おじいちゃんのチョコパイ」、次回は無事に届くでしょうか。
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by Pombo_Brasil | 2011-07-15 10:42 | その他

サバイバー

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えーと、まず冒頭に捜し物のお知らせです。
州選手権の決勝戦会場で一脚を紛失しました。
使用していない一脚を適価で譲っていただける方、いらっしゃいましたらコメント欄にご連絡くださいませ。
ハスキーのショート4段が第1希望ですが、頑丈なものであればなんでもOKです。

さて、写真の説明。
州選手権の決勝戦を前に、選手達との信頼関係、距離を縮めたいと思った。
思いついたのは、選手達のスライドショー。
手持ちの映画ロッキーのサントラ版から、サバイバーの「Eye of the Tiger」をバックミュージックに
スライドショーを作って、主任コーチに渡した。
決勝戦出発の当日、主任コーチが「今からフォトグラファーが作ったフォトムービーを流すぞ」と言って、
選手達の前でプロジェクターを投影してスライドショーを流し始めた。

写真と一緒に「Eye of the Tiger」と「ロッキーのテーマ」が流れ出す。
若い選手には受けないと思ったのだが、インスピレーションがこの曲を選んだ。

恐る恐る選手の反応を伺うと、サバイバーを一緒に歌い出す選手がいれば、自分の写真を見ながら涙を流している選手がいた。
予想外の反応に本当に驚いた。いや、これは全くの予想外だ。

試合会場に着く。
控え室では、大音響で「Eye of the Tiger」が鳴り響き、選手達がスライドショーを背景に試合の準備をしていた。

「良い写真を撮らせてもらう」。
そのために、まずはアスリート、被写体をリスペクトすることの大事さを身を持って実感した。
ブラジルの地方でさえ、名前も広くは知られないプロの選手達。
しかし、彼らは誰よりも濃い青春の一時を過ごしている。
彼らが流す汗と涙の重さ、いつも驚かされることばかりだ。

試合には負けたが、得失点差でぎりぎりの州選手権優勝。

一脚の一件は痛いが、なにかが自分に足りなかったのだろう。
最近、アスリートと時間を過ごしながら、厳しく自己管理することの必要性を感じている。
まだまだ甘いということだ。


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by Pombo_Brasil | 2011-07-10 13:49 | サッカー・プロ

お先真っ暗

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クラブハウスで練習の撮影後、コーチやスタッフ達とサッカーボールを使って軽く運動。
州選手権の優勝決定戦前なので、テレビ局と新聞社が次から次へと。

で、パス廻しを一通り終えた後、主任コーチがこっちに向かって一言。

「お前、フォトグラファーとしての未来は明るいと思うが、サッカーの方はお先真っ暗だな」

おい!そこまではっきり言うか(笑)
こっちは体力作りに本気なんだよ。サッカーシューズ買うぞ!
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by Pombo_Brasil | 2011-07-08 14:08 | その他

フォトグラファーは演出家

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先日、あるフォトグラファーと話していて、「フォトグラファーって演出家だよね」という話になった。

数年前の話になるが、首都ブラジリアで、あるVIPを撮影することになった。
なんてこたない、NY在住時代の知人のコネ。英語が話せてそこそこの写真が撮れればOKの仕事だった。
ただし、前の日は、緊張感からほとんど寝付けなかった。
撮影開始場所は、ブラジリアで最高級のホテルのスイートルーム。
部屋付きのボーイによると、先週まで、クリントン国務長官が滞在していたという。

3日間の撮影が終わり、編集者が言った。
「たとえ相手が誰であろうと、写真家はその場において”写真のプロ”として指示を出さねばならない」
「もし、大統領が”こんな写真を撮りたい”と言っても、プロとしての意見を臆さずに伝えよ」
「君がこれから上を目指そうとするなら、決して忘れないで欲しい」

このブログ記事を書きながら、
エリザベス女王やジョン・レノンの写真を撮ったアニー・リーボヴィッツの写真をネットで探した。
言葉が出ない、俺なんて小僧どころか赤ん坊じゃん。

アニーの写真を評する人達の言葉がまた圧巻だった。
僕が写真を含めた表現の手段に求めていたものが、被写体の言葉としてそこにあった。

オノ・ヨーコ :
「彼女は“魂”を撮りたがっていた。それが伝わった」

キース・リチャーズ:
「彼女は、俺が見えないものを見ている」

ヒラリー・クリントン:
「彼女はアメリカの心を撮っている」

掲載写真は、昨年のブラジル選手権の州予選で優勝が決まった笛が鳴った後。
ベンチの写真を狙っていたのだが、構図に動きが欲しくて中央の選手に立ってもらった。
いかん、演出がみえみえだ。
まだまだだねぇ。
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by Pombo_Brasil | 2011-05-29 06:28 | 写真の話

川の流れのように

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いつの頃からだろうか、ブラジルに来てから音楽を聞かなくなった。
高校、大学時代、あれほどはまっていた洋楽もとんとご無沙汰。
たまに楽しむ洋楽は、アメリカドラマの「スーパーナチュラル」の中で聞くぐらい。

遠征先のチームを追って、日曜日の午後早くにクルマを飛ばす。
幹線道路から抜けて、州を縦断する抜け道に入り込む。

見事だ、何十キロも何もない光景が続く。

手探りで助手席のカバンを探り、カメラを出す。
フトントガラスにカメラを押し付けて、どこまでも続く道を撮った。
写真右に写り込んでいるのは何かの反射だろう、まあいいや。

さて、先は長いし、たまには音楽でも聞くとするか。
音楽プレーヤーに手を伸ばす、ボブマーレー、ボストン、AC/DC、スティング、ロキシーミュージック

うーん、気分じゃない。

冬のソナタ、夏のかおり、美しき日々のサントラ?  こりゃママィの趣味だ。

おっと、これこれ。

美空ひばり「川の流れのように」

これがブラジルの大地に合うのよ。
人生、晴れの日があれば、雨の日もあるさ。
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by Pombo_Brasil | 2011-05-25 11:35 | 風景・ブラジル

シャカラ(農園)で過ごす週末

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サッカーの撮影などがない週末、知人が管理する市郊外のシャカラ(農園)を訪れる。
訪問するのはきつい日差しが緩む午後の遅い時間、子供達を連れてクルマを飛ばす。

農園内にはたくさんの鶏が放し飼いにされ、子供達は農園内の池(写真のもの)で釣りを楽しみ、大人達はフットサルに興じる。
数ヘクタールはある農園だが、日本円にして数千万円程度。
ブラジルで成功した人達は、引退後をこうした農園で過ごすのが夢。もちろん僕もその1人だ。

さあ、今週もがんばろう!

PS:ちなみに、ブラジルではこういう話も出ています。
「(東日本大震災の)被災者をブラジルへ」(サンパウロ新聞)

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by Pombo_Brasil | 2011-05-24 06:56 | 風景・ブラジル

控え室

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試合前の控え室には色々な声や物音がする。
祈りの声、壁を叩く音、シューズを踏みしめる音、声にならない声。
選手が出てくるその時、緊張した空間に圧倒されまいと腹に力を込める。

さあ、戦士達の出陣だ。
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by Pombo_Brasil | 2011-05-08 16:36 | サッカー・プロ