カテゴリ:サッカー・プロ( 226 )

控え室

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試合前の控え室には色々な声や物音がする。
祈りの声、壁を叩く音、シューズを踏みしめる音、声にならない声。
選手が出てくるその時、緊張した空間に圧倒されまいと腹に力を込める。

さあ、戦士達の出陣だ。
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by Pombo_Brasil | 2011-05-08 16:36 | サッカー・プロ

奮闘

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昨日の朝、我が家で飼っていたオスの鶏が死んだ。
昨年の中頃に病気と猫の襲撃で片足が麻痺、いつもひどいびっこを引きながら歩いていた。
見ているのも可哀想だが、天が我が家族に「一生懸命生きる姿」を見せようとしているのだと思った。
長女がさめざめと泣いた。「天国でまた会えるよ」と言いながら抱きしめた。

死んだ鶏は、長女が自分のおこずかいで雛を飼ってきて育てていたものだ(先日のメス鶏は次女の鶏)。
我が家は基本的におこずかいを渡さない。
小学生の長女と次女はアクセサリーを作って学校の友人や知人相手に売っている。
アクセサリーの材料はママィと一緒に街中で買ってくる。
知人のレストランでお皿ふきやテーブル掃除のお手伝いをしておこずかいをもらうこともある。
この姿勢には批判もあるだろうが、僕は自立心と経済感覚を育てるために貫いている。
自分で稼ぐ力は将来なにものにも勝る力になる。
経済力は、自らが信じるものを貫くためにも絶対に欠かせないものだ。

我が家の子供達は非常に「タフ」だ、学校でもいじめっ子相手に絶対にただでは降参しない。
柔道をやっている次女(元来泣き虫)は男の子のいじめっ子が避けるほどらしい(笑)。
6歳の長男は先日、学校で数人からなぐるけるのいじめを受けた。
下校前に学校から電話があって、「あざが出来てる。相手にはしっかりと説教をしておいたけど、よく話してあげて」と言われた。
長男は学校から帰ってきて「痛くて泣いたけどやり返してやったよ」と誇らしげに笑顔を見せた。

長男はこまごまとした遊びが好きで、運動タイプではない。
でも、柔道場に放り込んだ。最初は泣き叫んだが、それがどうした。
押さえ込まれた相手を手で叩いてしまい、白帯に巻かれたレベルアップのマークを先生に剥奪されたりもした。
「相手を叩いてはいけない、降参するときは畳をたたきなさい、それが柔道のルールだ」。
質素な道場の真ん中には、講道館の嘉納治五郎師範の大きな写真が飾られている。

な、柔道やっておいてよかっただろ?
でも大事なのは負けない心だ、弱い者いじめは絶対許さないぞ。
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by Pombo_Brasil | 2011-05-07 09:24 | サッカー・プロ

クラシコ

ブラジルでは、サンパウロFC対コリンチャンスなどの伝統の一戦を「クラシコ」と呼ぶ。
撮影した試合は、地方リーグの「クラシコ」と呼ばれる一戦。州リーグのポイント争いでお互いに負けられない試合だ。
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1対1の同点で迎えた前半終了間際、ペナルティエリア内で選手が倒れた、ペナルティキックだ。
ゴールの斜め後ろでカメラを構えた。
「決定的瞬間を撮ってやる、こっちに蹴れ!」気合いを込めた。
ふと、キッカーとファインダー内で目が合った気がした。

ゴール!

ゴールを決められたキーパーがボールを拾うためにこちらに向かってくる。
ファインダーの中でキーパーと目があった。「許せ」と心の中で言いながらシャッターを切った。
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ペナルティキックが決まった写真を見た関係者が唸った。
「この写真がクラシコだ・・・・」
情熱を込めた仕事に対する最高の賛辞だ、ありがとう。
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by Pombo_Brasil | 2011-05-06 07:52 | サッカー・プロ

オトコの生き様

まず、最初に東日本大震災で亡くなられた方々に心からの追悼の意を表明すると同時に、
被災地でご苦労されている、また現地で支援活動等に尽力されている方々に心からのエールを送らせていただきます。

ということで、超久々のブログ記事更新です。

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随分前になるが、ブラジル柔術の伝説の鉄人こと「ヒクソン・グレーシー」のインタビュー記事を読んで感銘を受けてしまった。
当該のインタビュー記事はこちら

「まずは最高の自分になること。そうすれば人のために何かができる。そして、最終的に自分という枠を超えて、人の役に立てるようになればいい。誰の役にも立たない人生なんて意味がない。自分のことしか考えず、人のためには指一本動かさない人間はただの自分勝手だ。しかし、人を助けるために自分の力を蓄えるのなら、それは立派な行動だ。だから自分を優先させる」(ヒクソン・グレーシー)。

このインタビュー部分だけでは、誤解しかねないので、是非インタビュー記事全文を読んでみてほしい。
ヒクソンが伝えようとしていることが、うっすらと分かってくると思う。ま、反発する人もいるわな。

個人がしっかりと立ち、幸せへの垣根が低い社会。
今までの常識や人生、家族、会社、社会への関わり方、色々な物が違って見えてくるはずだ。

プライドやメンツ、オトコなら誰もが抱く数多くの欲望。
誰だって、金も地位も、美人の彼女、最後にはケチな名誉だって欲しい。
「現代の日本人はしゃぼん玉の中で生きているかのようだ」(ヒクソン・グレーシー)。
そんなオトコでも、持って生まれたサガにしがみつきながら生きている。

そんなものを飲み込んでしまい、猛々しい、それでいて優しいオトコの世界を勝ち得てみたい。
プロサッカーを身近で撮影していると、何故かそういう世界に引き込まれていく自分を感じる。
そして、そんな世界に関わることは決して嫌いじゃない。

J選抜vs日本代表のチャリティーマッチ。44歳でドラマのようなゴールを決めたカズさん、本当にすごいよ。
カッコいいよ、最高。

近況:
現在、ブラジル選手権参加チームのフォトグラファーとして、シーズン通しで写真撮影の仕事を請け負っています。
現在は州選手権のまっただ中、7月は決勝リーグで9月からはブラジル選手権が始まります。
ということでコパ・アメリカの撮影旅行は日程的に無理。日本代表の勇姿は、2013年のコンフェデ杯で撮影することにしましょう。
できれば、同郷の長友選手の写真を撮影して、日本に今度帰った時に地元の子供達に見せてあげたかったんですけどね。
長友選手、地元の子供達のヒーローなんですよ。
で、仕事の写真は、ほとんどが州内の各メディア配信用なので、撮影はチームの広報という視点からやっています。
責任はあるけど、こういう撮影好きなんですよ。マス向けの仕事は評価されてなんぼだしね、
それと、メディア学科受講中のサブカメラマンに現場での写真撮影などを教えている最中で、これもなかなか楽しい。

ちょっと今年は「エキサイト」かもよ。

写真左の監督は元ブラジル代表のミランジーニャ。1974年のドイツW杯で活躍、日本にも来たことがある。
サンパウロの名門コリンチャンスの現役顧問です。
写真右の選手はセンターフォワード。試合前半の仕事ぶりが最低で、鬼のように怒られた後で励まされている所(笑)。
彼、怒られた後なのでちょっと引いています(爆)。
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by Pombo_Brasil | 2011-03-30 23:17 | サッカー・プロ

ストライカー

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なんともご無沙汰ぶりでございます。ブログ無更新の新記録を作ってしまいました。
日本でお会いできなかった方々、本当に申し訳ありませんでした、家族の健康問題もあり実家への帰省を優先させていただきました。
でも、再来年ぐらいには再来日する可能性高いよ。お互いそれまで健康に留意してがんばりましょう。

さて、撮影の話。ブラジルに帰国してすぐに超強行軍の撮影依頼が2本入ってその後は撮影欲ゼロ。
数日前にブラジル選手権の予選決勝を撮影に行くまではほぼ数ヶ月カメラを触っていなかったという事実(笑
あ、9月に1回だけインディオ居住区に撮影に行ったか。
すみませんね、とにかく情熱沸かないと何もしないぐーたらな人間なもので。

写真は新戦力のEOSー7D。いや、すごいカメラです。
レンズがAFタコのEF100−400L(AFがあまりにタコで何度舌打ちしたか・笑)とはいえ、数ヶ月のブランクがあってもこのぐらい本当に簡単に撮れちゃいますから。

まあ、環境もいろいろ変わりました。
主力は7Dに加えて・・・某2.8Lレンズ(ママごめん!どうしても欲しかったのー)を日本でゲット。
でも、買った途端に新型が発表されてちょっとショック(テレコンまで全部新型なんだもんなー)。
PC環境はWindowsからMacbookProへ。持ち運びできるこのモニター環境はすばらしいですわ、バッテリーも含めて。

そうそう、来年の7月に南米選手権がアルゼンチンであるんだよね。
メッシや本田だけでなくて、南米の主だったメンツがまとめて撮れる機会なんで出来れば行きたい。
撮影パスは何とかなるし、赤字覚悟で行けばいいだけの話。
ここからだと飛行機代も断然安い上にアルゼンチンは今となっては物価も安いしね。
たいした出費にはならんでしょう。
逆に、ピッチから南米選手権が観戦できると考えれば安いものか・・・・
つうか、サッカーに限らずカメラ抱えて被写体追ってる時の「命を燃やして生きてるっ!」っていう感覚、あれに勝るものはなかなかないもんね、ほんと。
でも、クルマも買い換えたいし、ブラジルW杯とオリンピックのBRICsバブルに合わせて不動産投資資金もなんとかして作りたいし(将来の子供達の学資用にね)。
お父さんと男のロマン、どうやって両立させるかねー。

ねえ、世の中のお父さん達。
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by Pombo_Brasil | 2010-12-05 05:04 | サッカー・プロ

悲喜

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昨日は、久しぶりにアウェイの街に試合撮影へ。
ブラジルの州リーグでは、移動はバスやクルマが中心。しかし、とにかく広い国なので州内を移動するのにクルマで7時間、8時間などということもザラ。
昨日の移動距離は往復で約900キロ。この程度なら近場(お隣さん)みたいなものだ。当然日帰り。
炎天下の移動と撮影で疲れることは疲れるが、ドライブインでの食事など楽しみも多い。

昨日の撮影は、一言で説明するならば「悲喜」を目の当たりにした。
勝ったチームは予選突破が確定し、負けたチームは2部落ちが決まった。
喜びに沸くチームと悲しみにうちひしがれるチーム。

しかし、そこはブラジル。悲しみにうちひしがれた選手たちにサポーターから容赦ない罵声が投げかけられる。
「バカ野郎!」
「ボールの蹴り方知ってんのか!コラ!」
「クソ野郎、2度と顔見せるな!」
もちろん、暖かい声をかけるサポーターもいるのだが、とにかく思ったことを口に出す人が多いのだ。

2部落ちの選手達だが、現在リーグ戦途中のセリエBチームに引き抜かれれば幸運、どのチームからも声がかからなければ、来季まではアルバイトに追われることになる。
それでも、サッカーに理解ある雇い主が必ずどこかにいるのがブラジル、「なんとかなる」らしい。

日本から伝わるニュースだけを見ていると、うかつに「なんとかなる」「ケセラセラ」などという言葉を使えない雰囲気さえ漂ってくるのだが、本当のところはどうなのだろう。
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by Pombo_Brasil | 2010-04-20 11:05 | サッカー・プロ

Spirits

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スコールが降り続く中、選手が放つ気迫と熱気がフィールドにたちこめていた。
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by Pombo_Brasil | 2010-03-03 08:31 | サッカー・プロ

ダイレクトシュート&号泣

今日の最高に惜しい一枚・・・・
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「よっしゃ撮った!」
「え?あれ?ボールがファインダーの中に入ってないんですけど・・・」

キーパーがぎりぎりでクリアしていました・・・ちゃんちゃん。
ま、こういうこともあるさ!次いこ次!
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by Pombo_Brasil | 2010-03-01 10:46 | サッカー・プロ

予測と対応

この写真は「近況」の一コマ前の写真です(先の写真は画面左右のみをトリミング)。
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サッカー写真は予測が大事ですが、特に僕のように右目の視力がほとんどなく左目でファインダーを覗くフォトグラファーには、予測という行為が非常に重要になります。
フリーキックが蹴られた後に、裸眼でスピードや角度から落下地点を予測、すぐにファインダーをのぞきます。
もちろん、それ以前にも選手の動きを見ながら落下地点の予測は行います。
撮影はあくまでシングルショット(ドライブモードは高速連射に設定)が中心、連射でいい瞬間は撮れません。選手達の動きを撮影しながら、予測にしたがってアングルを変更、この場合は左にカメラを振ります。
そうすると、先の「競り合い」のような写真になります。

この写真は中央選手の「眼」に触発されて切った一枚です。
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by Pombo_Brasil | 2010-02-28 00:43 | サッカー・プロ

近況

今年に入って2度目のサッカー撮影。いやあ、楽しい。写真って楽しいね。
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撮影開始は午後3時。ダブルヘッダーだったので2試合目は後半から2階の関係者席に移って観戦。
選手の動きが手にとるように見える。ピッチでの撮影とはまた違った楽しさで新鮮。

それにしても、地方リーグなのにブラジルサッカーは観客席から見ていても面白い。
止める、蹴るの一連の動作がスムーズなのも見る楽しさを助けているのだと思う。
ボールの動きの殺し方、キックの精度、見事な壁パス、シュートの精度や思い切りの良さ。
ま、地方リーグといえども、コリンチャンスやフラメンゴなどの1部リーグで活躍していた選手もいるからね。
今年は、撮影と観客席からの観戦を取り混ぜて撮影プランを練ってみようと思っている。
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by Pombo_Brasil | 2010-02-26 12:03 | サッカー・プロ