人気ブログランキング | 話題のタグを見る

フォルクスワーゲン・タイプ1

blog ranking(クリック)

最近お世話になっている個人経営の修理工場。
ディーラーや大手工場と違って色々な融通が利く。
フォルクスワーゲン・タイプ1_e0110461_5343865.jpg

写真のクルマは、フォルクスワーゲン・タイプ1。通称「ビートル」。
ブラジルでは、その昔はこのクルマが道にあふれかえっていた。

修理に来ていたクルマだが、恐ろしくボロだ。
ボロだが、まだまだ現役。
ブラジルの中古車市場は日本では信じられないほどの世界。
これでも値段が付く。
98年式のシビックセダンが160万円といえば、信じられるだろうか。

ビートルといえば、熱狂的なファンが多い。
ブラジルにも、このクルマのファンは多く、綺麗にレストアしてあるものは値段もすごい。

え?ボロでも、日本に送ってレストアすればもうかるんじゃないかって?
実は、ブラジルのビートルはほとんどがアルコール燃料仕様車なんです。
ネットで調べれば分かることですが、ブラジルはその昔、石油危機の際にアルコール燃料を推進しました。
1980年代の一時期には、ブラジル中のほとんどのクルマがアルコール燃料で走っていたそうです。

ちなみに、ブラジルの街中を走ると、アルコールの匂いがします。
理由はガソリン燃料に含まれるアルコール燃料。
ブラジルでは、ガソリンスタンドで売っているガソリンに20%のアルコールが混ぜてあります。

日本に一時帰国した時など、数ヶ月ぶりにブラジルに着いてこの匂いをかぐと、
「あー、帰ってきた」、とほっとします。
フォルクスワーゲン・タイプ1_e0110461_535360.jpg

走行距離2万キロ?いえいえ、すでに“2周”しているとか。

人気ブログランキングへ ← 3年前までは、Kombi(商用車)に乗ってました。
by Pombo_Brasil | 2007-12-19 05:57 | その他
<< 最強のライバル登場 虹の命ははかなくて / リフォーム中 >>