「写真とは“生き様”と“思想”を写すもの」

e0110461_21412132.jpg

「カメラは道具にすぎず、写真を撮るのは人間であり、思想である」 
写真家“土門拳”の有名な言葉だ。

実は、“土門拳”の写真は20代の頃に写真集で見たことがあるだけだ。
「古都巡礼」だったと思う。
20代そこそこのガキに土門拳の思想が分かるはずもなく、当時は単なる「えらい人」だった。

20年ぶりに出会った、土門拳。
写真をまだ見てもいないのに、冒頭の言葉だけで打ちのめされてしまった。

僕は、この1年半ばかり情熱を注ぎ込んでブラジルサッカーを撮ってきた。
正直な所を言うと、僕は熱狂的なサッカーファンではない。
ただし、写真の対象としてのサッカーにはものすごく興味がある。
撮り続ける内に、必要にかられて多くのことを勉強し、築き上げた。

40年ばかり生きてきて、写真で表現したいものが、爆発するかのように心の中に溜まっていた。
それは、“小人”に過ぎない僕なりに人生の中で築き上げてきた「思想」だ。
「このように生きてきた、これからどう生きるべきか」

そして、自分と第三者に問いかけてみたかった。
「生きること、人生の素晴らしさとはなんだろう」
その“問いを”ぶつける被写体として「ブラジルサッカー」は最高の被写体だった。

そこには、「人生」「情熱」「希望」「あきらめ」「復活」「涙」「人智を超えた世界」
写真を通して表現したいものが全てあった。

もう一度帰ろう、情熱を込めて撮影し続けた最初の動機へ。
ありがとうございます。土門拳先生。
[PR]
by Pombo_Brasil | 2007-10-27 10:30 | サッカー・プロ
<< 不動産フェスティバル 人物スナップが好きだ。 >>