ブラジル全国選手権・それぞれの時間

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両チーム得点なしのまま後半へ。緊張高まる中で直接フリーキックが与えられた。
ペナルティエリアのすぐ外でゴール前、能力ある選手なら十分に狙える位置だ。
審判にアピールする選手、戦術を練る相手チームの選手達。それぞれの時間が過ぎていく。
ブラジル選手権・セリエC(3部リーグ)の一次リーグ、地元での試合の一コマだ。
どちらのチームも一次リーグ突破に向けて落とせない試合。
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ブラジル国内から総数104チームが参加する「カンピオナ-ト・ブラジレイロ」。
日本で「ブラジル全国選手権」と呼ばれる、ブラジルで最も有名なリーグ戦の一つだ。
Jリーグのリーグ戦みたいなものだと思っていただければいい。
ただし、ブラジルでも有名なのはセリエAとセリエBの一部・二部リーグのみ。
セリエC(三部リーグ)は蚊帳の外。
テレビ放送もなければ、大手メディアやサッカー雑誌も扱わない。

3回ものグループリーグ(総当り戦)を突破して生き残った4チーム。
その4チームだけが、来年のセリエB(2部リーグ)枠を勝ち取る。
ブラジル選手権の「セリエC」は、この地球上で最も過酷なサッカーリーグの一つだ。

ブラジルに600以上あると言われるプロサッカーチーム。そのカテゴリは、
セリエA(20チーム)
セリエB(20チーム)
セリエC(64チーム)
それ以外(約500チーム)。
いかに過酷な世界か分かるだろうか。

全てのチームが目指すのは、セリエA・セリエBの40枠。
全国放送からの放送権料、ヨーロッパへの選手移籍による収入、大スポンサーによるバックアップ。
セリエA・Bの40枠に入るか否か、選手もチームもほんの僅かな夢の枠を目指して闘う。

写真の両チームは、結局一次リーグを敗退した。

ところで、地元のサッカー関係者を驚かせる事件があった。
地元州の「ルーキー」チームが4チーム総当り制の一次リーグを突破したのだ。
人口たった2万人の街のチームが、最後の試合でサンパウロ州の強豪をなぎ倒した。
平均月給15万円以下の無名戦士達が、何倍もの稼ぎを取る選手達を打ち破った。
まさにブラジリアンドリームそのものだ。
彼らの夢の続き。僕も追いかけてみようと思う。

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by Pombo_Brasil | 2007-08-18 01:21 | サッカー・プロ
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