上を目指して/サッカー選手の待遇

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ワールドカップ優勝を果たし、日本だけでなく世界を感動させたなでしこJAPAN。
日本サッカー協会から出る報奨金は一人350万円。
個人的にはもっと出してあげて欲しいと思うが、どうなのだろう。
努力して結果を出した人にもっと報いる社会になって欲しい。

ハングリーな精神は上を目指すために欠かせないものだが、清貧の美学を強調する論調もおかしい。
成功した者には次の仕事が待っていると思う。生き金にするかどうかはその人次第だ。

プロスポーツの世界は、とにかく底辺があまりにも広く、成功の実を掴むことができるのは少数。
だからこそのプロの世界なのだろうが、その実態は広くは知られていない。

写真のブルーのユニフォームを着た選手、今年の州選手権の得点王だった。通算22ゴールで歴代4位の成績。
得点王となったことで、ブラジル中のチームから注目が集まり、いきなりブラジルのセリエBのチームから声がかかった。

ブラジルのセリエB、移籍後に結果さえ出せば夢のセリエAはすぐそこだ。

ちなみに、彼が州選手権中に受け取っていた給料は日本円にして月に10万円程度。
ブラジルの地方でも、他に比較して決して多い給料ではない、少ないぐらいだ。
セリエBのチームからのオファーは月給25万円。今後、セリエAにあがれば、来年後半には月給100万円以上も夢ではない。
それでも、ブラジル代表クラスや、有名チームの主力級の選手とは収入の桁が違う。

ちなみに、地方のクラブだと最低給料(日本円にして3万円程度)しかもらっていない選手も多い。
我が家の電気代が月に1万円。ブラジルの物価は決して安いわけではない。

僕が知る、あるサッカー選手が昨年、真剣に引退を考えた。
戻ってきた理由はただひとつ。

「サッカーが好きだから」

どうか、スポーツ観戦としての女子サッカーを楽しむ観客が増えて、なでしこの花が咲き続けることができますように。
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by Pombo_Brasil | 2011-07-20 08:13 | サッカー・プロ
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