ブラジルサッカー

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選手からブック(写真集)の制作依頼を受けた。
写真を記念に残したいとの相談を受け、プリントを素材にしたブックなら長期間の保存に耐えること、家族や親戚に見せる楽しみなどを説明した。
DVDやデータを欲しがる選手も多いのだが、あえてブックやプリントを薦めた上で、ブックに使った写真はCDに焼いてあげるようにしている。
その後、彼が写っている写真を探すために、昨年の写真を整理していて1枚の写真が目に入ってきた。

ベンチで声を出す選手の目に惹かれて写した1枚。
5万人とも言われるブラジルのプロサッカー選手。
彼らは、まだ幼い頃からプロクラブの少年チームでテストをくぐり抜けてきた猛者達だ。
それでも、その中のほんのひと握りの選手だけが、プロとして相応の報酬と名声を勝ち取る。

その厳しい競争を勝ち抜こうとしている1人だ。

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ブラジルには600とも言われるプロサッカークラブがある。
全国リーグだけでも、1部(セリエA)から4部(セリエD)まであるほど。
全国リーグの出場枠は全リーグ合わせて100。全てのプロクラブが全国リーグに参加できるわけではない。
最下部の4部リーグに入るだけでも、各州ごとに開催されている州選手権で優勝しなければならないのだ。

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僕が住んでいるのは、ブラジル西部の地方州だが、それでも24のプロチームがある。
セリエAとBに分かれていて、セリエA(12クラブ)の優勝チームだけが毎年セリエDへの挑戦権を持つ。
ブラジル選手権セリエDの参加枠は40。そのうち4チームだけがセリエCに上がる。
セリエD(4部リーグ)といってもあなどるなかれ、サンパウロ州など強豪区の1部リーグに属しているチームが参戦してくるのだ。
サンパウロ州リーグは100のプロクラブが競い合う超激戦区、同州だけで、1部から4部までのプロリーグが存在する。
もちろん、1部リーグにはサンパウロFCやネイマール選手のサントスFC、コリンチャンスといった、FIFAクラブ選手権でもおなじみのチームが勢揃いだ。

ブラジル選手権、セリエDは7月に開催する。
サンパウロ1部リーグのチームがやってくることになった。
激戦区で闘うチームのスピリットに触れるチャンス、これは楽しみだ。

ブラジルの全国リーグに参加できるのは、ブラジル全土に散らばるプロクラブの6分の1。
地方に埋もれて終わるプロ選手がどれだけいるか、想像しただけでもブラジルサッカーの層みが分かる。

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by Pombo_Brasil | 2011-05-21 09:09 | サッカー・プロ
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