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柔道一直線と今更の「Powershot G10」

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次女と長男が通っている柔道教室は、近所のジムに併設された場所にある。
8歳の次女は去年から、6歳の長男は今年から学び始めているのだが、公立学校に通う生徒に限り講習料は無料だ。
通常は日本円にして数千円の講習料が毎月必要なのだが、市の教育プロジェクトから支援金が出ている。
「希望」と名付けた教育プロジェクトの提案者は、子供達が通う柔道教室の先生のお父さん(市会議員)だ。
なので、選挙のシーズンになると「プロジェクトを続けるためにもお知り合いによろしく・・・」と協力要請が来る(笑)。

普段は強面の白人系ブラジル人の先生が、この時だけは、はにかみ笑顔になる。
韓流にすっかりはまっているママィによると、はにかみ笑顔がなかなかキュートなのだそうだ(ちょっと嫉妬)。
ならばと、鏡の前でヨン様分けとはにかみ笑顔を作ってみたが、どうにも似合わないので止めた。
まあ、こっちも「愛しているよ」なんて言いながら、道行く金髪ボンキュに目を奪われているのでお互い様なのだ。
(しかし、目を奪われる度におしりをつねあげられるのはどうにかならないものか)。

さて、30代の前半頃に見える柔道教室の先生だが、放つ雰囲気がちょっとそこらのブラジル人と違う。
武道を探求してきた人に共通する「凜とした」雰囲気がただよっているのだ。
上の写真を見ると、実にざっくばらんで自由なクラス光景に見えるが、先生が少し気合いを入れるだけで道場の雰囲気はがらりと変わる。
手綱のゆるめ方と締め方が実にうまい。
先生が出張等で教室に来られない時には、夕方の大人のクラスで学んでいるおじさん達が助っ人に来る。
しかし、おじさん達ではまるで駄目、自由奔放なブラジルの子供達をまとめるのは不可能だ。

それにしても、柔道教室の効果はすごい、以前はいじめられることもあった次女はこの1年ですっかり変わった。
今通っている公立校では、いじめっ子の男の子相手に足払いを食らわせてしまったこともある。
それ以来、いじめっ子が恐れて近寄ってこないという。
今年の初めには、年上の男の子達からいじめられていた長男を身を挺してかばった。

「お姉ちゃんが守ってやるから」。
いやはや、人間変わるものだね。

嘉納治五郎先生、ありがとう。
もちろん、弱い者いじめは絶対に駄目だといつも言い聞かせています。
「人に勝つより、自分に勝て」(嘉納治五郎)。好きな言葉です。

で、タイトルの今更のPowershot G10、日本から来ていた知人が持っているのを見て「売ってくれ」で交渉。
ちょっと動作がとろいですが、写りには大満足。ノイズが強いがあくまでサブ。
いざとなれば、ST−E2も外付けスピードライトも使えるし、キヤノンの色なのでソフトも含めて共用が楽。
キヤノンさん、ここまで図体がでかいなら、いっそのことレンジファインダー作ってくれないかな。
明るいレンズで28ミリ固定だと、最強のサブ&スナップカメラになるんだが。
写真のような教室風景を撮るには一眼レフだとどうも大げさ。相手を緊張させないコンデジは使いやすい。

ん、ライカM9とエルマリート28mm? ママィに殺されますがな。
by Pombo_Brasil | 2011-05-20 05:09 | その他
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